AC6 ASSEMBLE TOOL /about

本ページでは、AC6 ASSEMBLE TOOL の役割、提供価値、利用方法、今後の展望をまとめています。アセンブリページとパーツ探索ページを往復しながらビルドを検討できる最新の体験と、その背景にある設計思想を確認できます。

overview

AC6 ASSEMBLE TOOL の概要

AC6 ASSEMBLE TOOL は ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON のアセンブルづくりを支援する非公式ウェブアプリケーションです。ゲーム内の膨大なパーツ情報を整理し、プレイヤーが意図したコンセプトに合わせて最適な構成へ到達できるように設計された、シンプルさと再現性を重視するプラットフォームです。

本アプリケーションは、プレイヤーが求めるビルドの方向性を手早く可視化しながら、余計な操作や高負荷な演算を排したシンプルな体験を提供することを目的としています。スマートフォンでも快適に扱える UI を優先し、複雑な画面遷移を排除したレイアウトと最小限の入力でアセンブル候補にたどり着ける導線を整備しています。

UI はアセンブリページとパーツ一覧ページの二軸で構成され、スロット文脈の探索と完成形の調整を役割分担しています。URL クエリにはフィルタ条件や母集団制限が保持され、ページ間を往復しても状態を失わずに検討を継続できます。自動でテーマを推論する機構はあえて設けず、フィルタやロック機能を活用して利用者自身が暗黙的なテーマを決められるようにし、シンプルさと再現性の両立を図っています。共有用のクエリパラメータはこの状態をそのまま保存するため、仲間とのコミュニケーションや大会準備における連携も効率よく行えます。

background

開発背景と課題認識

ARMORED CORE シリーズのビルド検討は、ゲームプレイの合間に思いついたアイデアを素早く形にできるかどうかで体験価値が変わります。本ツールは「いつでも、どこでもアセンブルを検討できる状態」を実現することを最重要課題とし、起動環境や場所に縛られないツールとして開発されました。

ゲームのバージョンアップや調整によってパーツ性能が変化するたび、プレイヤーはゼロベースで知識を再構築する必要がありました。従来は個人が作成したスプレッドシートやフォーラムの投稿に頼ることが多く、情報の鮮度や整合性を担保しづらく、検討プロセスを再現できないという課題がありました。AC6 ASSEMBLE TOOL はパーツデータをリポジトリに固定し、更新履歴を明確化することで、この課題を根本から解決しています。

開発では「いつでも誰でも同じ手順で同じ結論へ至れること」を重視し、有志の検証に基づいた計算結果を組み込んだロジックの透明性を高い水準で確保しています。フロム・ソフトウェアの利用規約に従い、ゲームの解析データは使用せず、公開された情報とコミュニティが蓄積してきた検証結果のみを参照して実装しています。また本ツールは、「特定の企業縛り」「特定の属性縛り」「ランダムアセン縛り」といった遊び方を楽しむプレイヤーにも役立つように設計されており、これらの用途こそが開発の出発点です。ストーリー攻略の効率化や観賞用のロールプレイビルド作成も視野に入れ、多様なプレイスタイルの共生を支援します。

features

主要機能とユースケース

アセンブル生成、条件付きパーツロック、ステータス可視化、共有リンク生成といった機能は、プレイヤーの行動パターンを丁寧に観察した上で実装されています。各機能は単独でも活用できますが、組み合わせることで構想から実戦への移行を加速させる設計になっています。

ランダムアセンブル機能は、「ランダムアセンで遊ぶ」「特定の企業縛り」「特定の属性縛り」といった縛りプレイを成立させることを主眼にしています。固定したいパーツをロックした上で残りのスロットをランダムに埋める挙動は、思い付きの遊び方をその場で試せるようにするためのものです。もちろん、新たな構成の発見に活用することも歓迎しており、縛り攻略と構成検討の両立を支援します。

パーツ一覧ページではスロットごとにフィルタを独立管理し、重量や消費 EN などの数値条件、名称検索、メーカー・カテゴリの複数選択、並び替え、お気に入りの絞り込みまで 1 ページで完結します。設定した条件は即座に URL クエリへシリアライズされ、アセンブリページへ戻る際も同じ母集団と文脈を維持できます。

data-governance

データ更新とガバナンス

アセンブル支援ツールとしての信頼性は、ゲーム内調整情報を正確かつ迅速に反映できるかどうかに左右されます。本ツールでは最新のレギュレーションに追従することを重視し、更新のたびに変更内容と対応時期を公開して利用者が状況を把握しやすいようにしています。

レギュレーションの更新時には、反映された日付と主な変更点を告知し、いつのデータをもとにアセンブルが生成されているのか一目で確認できるようにしています。アップデートに伴う差分や追加されたパーツは、サイト内のお知らせや SNS で共有され、プレイヤーが安心して最新の条件で検討を続けられます。

ツール上では、選択したパーツを反映したアセン全体のステータスを即座に確認できます。個別パーツの詳細情報は今後のアップデートで拡充する予定であり、パーツ単位の差分確認や比較ビューの導入を検討しています。また、将来的にはレギュレーションを切り替えてアセンブルを試したり、異なるレギュレーション間でパーツや構成を比較できる仕組みも検討中です。

experience

ユーザー体験とアクセシビリティ

UI 設計は「初回アクセスでも迷わない導線」と「ヘビーユーザーが素早く目的へ到達できるショートカット」の両立を目指しています。情報密度の高い画面であっても視線移動を最小限に抑え、操作ステップが自然と理解できるように構成しています。

トップページにはユースケースの流れに沿ったセクションを配置し、順番に操作するだけでアセンブルの生成から共有まで完了します。ナビゲーションバーの右側にはモーダルトリガーを集約し、選択肢を視覚的に圧縮することで、複雑な動作を数ステップへ簡略化します。さらに、構造化ログに基づいたトラッキングを行い、ユーザーがどのタイミングで迷いやすいかを継続的に観測し、改善へフィードバックしています。

アクセシビリティの観点では、コントラスト比、フォント選択、キーボード操作への対応を定常的にチェックしています。視覚的なガイドラインに沿って配色を調整し、ARIA 属性を整備することでスクリーンリーダー利用者にも配慮しています。将来的な多言語化を見据えて i18n コンテキストを初期化時に設定しており、翻訳データの追加によって容易に対応言語を拡張できる設計です。

security

セキュリティとプライバシーの配慮

個人開発の範囲であっても、利用者の信頼を得るためにはセキュリティファーストな姿勢が欠かせません。本ツールでは不要なデータ収集を行わず、機微情報を取り扱わない設計にすることで、リスクの極小化と説明責任の両立を図っています。

アプリケーションは読み取り専用のデータに依存し、ユーザーが入力する情報もブラウザに保持される一時的なもののみです。サーバーサイドへ送信するデータは存在せず、共有機能も URL に含まれるクエリパラメータのみで完結します。これにより、外部サービスへの委託やサードパーティ製 SDK に伴う脆弱性が入り込む余地を最小化しています。また依存パッケージのバージョンはすべて固定し、アップデート時にはチェックリストに基づいて互換性とライセンスを確認しています。

構造化ログは JSON 形式で記録され、ユーザー識別子や IP アドレスなどの個人情報は含まれません。UI 側でも外部リンクには rel 属性を付与し、クリックジャッキングを防ぐためのヘッダー設定を推奨するなど、防御的なコーディングを徹底しています。

community

コミュニティとフィードバックの受け入れ

AC6 ASSEMBLE TOOL はオープンな対話を重視し、ユーザーからの改善要望や不具合報告を積極的に取り入れています。誰もが安全に意見を共有できる導線を整備し、構想段階からリリース後の運用まで継続的にフィードバックループを回しています。

レポートフォームへの導線はアプリ内に常設されており、ユーザーはバグ報告と機能要望をそれぞれ専用のリンクから送信できます。送信内容は開発用のボードでトリアージされ、優先度と影響範囲を明記した上で作業計画へ反映されます。また、問い合わせ内容が公開できる場合は FAQ として整理し、次に利用するユーザーが同じ疑問で迷わないようにします。

future

今後の展望とロードマップ

現行バージョンはアセンブル生成を中心とした機能群にフォーカスしていますが、今後は情報の探しやすさと共有体験の豊かさを一層強化していく予定です。

短期的には、パーツ一覧ページの統合テストと E2E テストを整備し、URL 共有フローとアセンブリページ間の同期を自動検証できる体制を構築します。あわせてフィルタ適用やスロット切替のレスポンスを計測し、派生値のメモ化や仮想スクロールなどのパフォーマンス最適化を段階的に導入します。

中期的には、パーツ間の相互作用を視覚的に把握できるツールや、戦術的な評価指標を導入してビルドの意図を共有しやすくすることを検討しています。長期的には、API としてドメインロジックを公開し、コミュニティ製のツールと連携できるエコシステムを構築する構想もあります。ロードマップの節目では、ユーザー参加型のアンケートやプレイログ分析を通じて、方向性の妥当性を検証しながら改良を重ねます。

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Release Notes

Created by >Philomagi
Source code is managed at Github
App Version v3.1.1-296dedd